雷・・・。

　今日こそは早く寝ようと、晩御飯もそこそこに片付けて布団を敷いたにもかかわらず、野暮用が終わらず、また午前様になった。一度体内時計がセットされてしまうと中々修正が効かない困った性質は、今に始まったことではないが、毎度計ったように同じ時間に作業が完了するのを確認すると、我ながら変な所で几帳面なんだなあと感心する。お財布の中身もまるで電卓を叩いたかのようにキッチリと、レジの合計額が小銭をわずかに残す程度しか残らないのを目の前にすると、ギャンブルや飲酒はしていないものの「宵越しの銭は持たない」という言葉がしっくりくる。以前はほんとにケチケチと出ていくお金を惜しんでいたものだが、結局そうやって引き留めたお金たちは、つまらない理由で散財する羽目に陥るという経験を何回か繰り返すうちに、無理をして眉間にしわを増やすくらいなら、流れるままにしておこうかという気持ちになって、最近は適度に？財布のひもがゆるくなりつつある。今日は、変な天気で雨に遭わずに家路につけるかと自転車で先を急いでいたら、見事に道中大雨の大当たりだった。最近、「雨女」は返上していたはずなのに、家に着くころには小降りになっている空を見上げてちょっと卑屈な気分を味わっていた。今も外はゴロゴロと雷が鳴っている。せめてと思い、自分にモンパティシエのラムレーズンというアイスを食べることを許そう。