愛猫との別れ…。
最近、長らく病院通いしていた愛猫がこの世を旅立ちました。
仕事から帰ってきて、いつもの様子とは違う感覚にそろそろ別れが近いのを感じてはいたので、子どもにもそれとなく、折に触れ心の準備をするように言い聞かせていました。
その当日は、明らかにいつもよりもいっそう、足元がおぼつかなく、水すら自ら飲みに行くのがやっとの状態でした。
今夜かな…。そう思ったので、子どもにもそれとなく伝え、お別れをするように促していました。深夜遅くまで、付き添い、シリンジで口を湿らせながら、体をなぜさすり、『有り難う』と伝えるしか、残された時間を過ごす方法が思いつきませんでした。
優しい猫(子)でした。最後まで、トイレに行こうと立たない足を踏ん張るような、気高いプライドを持ったこの猫(子)は、看取られるのを避けたかったのか、力尽き寝てしまったその隙に、軽やかに旅立って行ってしまいました。
手を尽くしてくれた動物病院へ旅立ちの日、ご報告をして、受診のキャンセルをお願いしたら、後日かわいい花のアレンジメントが届きました。
夏の暑さに負けて、1週間程で枯れてしまったので、こちらは、後に自ら買い求めて、差し入れたものです。
花を見ながら、今は亡き優しいあの猫(子)を、偲んでいます。