ケチャップ切らしてた・・・。

　今朝は珍しく午後から出勤で、子どものお昼ご飯を朝に準備する時間が出来た。同じ”釜の飯”を食べて育っているとは思えないほど偏食の子どもに何を食べさせたら良いのか本当に悩む。成長期に必要な栄養素を考えると好き嫌い無く食べることが理想なのだが、時代がそうさせるのか気に入らないお皿には箸もつけないところがある。”飽食の時代”とはるか？昔に言われて初めて久しいが、それが当たり前になった昨今は、残すことにも余り抵抗感がないようだ。密室育児をしてきたわけではないので、子どもが内包している価値観や趣味・思考には世間の空気感がたっぷりと含まれているに違いない。一時はそれに抗い、強く窘めたりもしたのだがどこ吹く風と次の場面ではすっかり記憶から消去されてしまうことを繰り返すうちにこちらが根負けしてしまった。悪い意味での「老いては子に従え」だと思う。そんなやりとりをため息交じりに思い出しながら、献立を考えて、冷蔵庫の中を覗いてナポリタンにしようと思ったら、ケチャップが無かった・・・。だいたい切らすと不便になる調味料はストックを買い置きしてるのだが、まことに残念なことにそれすら見当たらず、どうしようかと首をひねっていたら、トマトの缶詰めを見つけたので、それにウスターソースと塩・胡椒その他で味の形を整えることが出来た。